シュルレアリスム展:shibui?! [美術とか]
少し長めです。 ^^ 暇な時に…。
夜明け前に起きられませんでした。 ^^; ダメだな。 ちょっと疲れ気味かもしれません。 サプリメント!!
秋分過ぎて昼の時間が短くなってます。秋の夜長、良い酒飲んで、良い音楽聴いて、
一日の締めくくりするには良い季節ですね。
MOZART 聴いてます。MOZART は、ピアノ曲とオペラが良いと思います…、けれど…、やっぱり
MOZART は室内楽も、交響曲も、バイオリンの曲も…、結局、みんな、みんな大好きです。 ^^
遅い出だしになりましたが、今日もMOZART 連れて、出かけてきました。
MOZART ピアノコンチェルト第19番 Piano Concerto in F , K,459 内田光子 ティト指揮
内田光子は独自の世界を持ってます。他のMOZART弾きに比べると、結構、デモーニッシュかも・・・。 指は凄く回ります、すごーーい。カデンツァなんかもうたいへん ^^
MOZART って、色んな色があるから…、はしゃいで楽しんでいる最中に悲哀の影がすうっーと通り過ぎたり…。
自分はどちらかというと明るく楽しいMOZARTが好きなんですが、そうじゃないのも捨てがたく、内田さんも良く聴くピアニストです。この19番も好きな演奏です。ティトの指揮が内田さんの演奏を上手く引き出しているって感じ。良い取り合わせです。
横浜の紅葉に It just fits. !!
前置きが長くなりすぎました…。 ^^;
秋です。やっぱり芸術。
見たい展覧会いっぱいあるのですが、混んでるのは(混んでるのは展示してるのに価値ある証拠ですけど…)、ちょっとっ、てことで、近場にしちゃいました。
桜木町にある(?) 横浜美術館です。それなりに、独自色のある美術館だと思います。収集してるのもポリシーあるかも。シュルレアリスムは一家言ある美術館です。
その横浜美術館が「シュルレアリスムと美術」と銘打った展覧会を開催しているので、これは行ってみなければ…。
セザンヌとかもあるのですね。コレクション展も面白そう。それから、「本日高校生以下無料」ですって。さすが横浜市!! 青少年の育成に心配ってます。
近くなのにあまり来ないのですけれど、ランドマークを突っ切って出口を左に行くと横浜美術館です。
とても、空いているようで ^^ 、周りには人があまりいません。ラッキー、ゆっくり絵と会うことができる、ということで早速中に入りました。久しぶりの横浜美術館。
中はこんな感じです。フロアは吹き抜けになっていて開放的です。バックを背負って行ったのですが、総合案内の女性が、「よろしければあちらにロッカーがありますよ」ってにっこり ^^
綺麗な方です。美術館の係りの人たちは、どうしてみんな知的で綺麗なんだろう。
特別展以外のフロアはフラッシュたかなければ撮影できます。
10時半頃に入ったのですが、空いてます。
ゆっくりとじっくりとシュルレアリスムの絵画たちと話してきました。 ^^v
でも、なかなか相手は手ごわくて、頭の中を一度イレースしてからでないと、話ができません。
見たまま、感じたままの、自分なりのイメージで作者と話できると良いんですけれど…、色々と既成の思いがベースとなってしまって、絵の題を見ない方が良いかなとも思いました。
ミロやマグリット、エルンストなどがたくさん、また、ダリの「幻想的風景」暁・英雄的正午・夕べ、っていう3連作の大きな壁画のようなのもありました。マグリットの大家族や、王様の美術館も良い絵です。
でも、今日は新たに3枚、見つけてしまいました。良い絵です。この3枚。
パウル・クレー(Paul Klee 1879~1940 スイス)の「攻撃の素材・精神・象徴」1922年。
帰ってきてから調べたのですが、1916年から1918年まで第一次世界大戦に従軍していたというので、戦争ともちろん関係があるのだと思います。クレーの絵はそれほど抽象的ではないので題を見て想像力を大きくすればなんとなく理解できるのですけれど、こいつは…、よく分からない ^^;
でも、すごく惹かれるんです。チェニジアの砂漠を思わせる背景の色彩と、ほぼ直線の繊細な線で書かれた人 ? と、なんだろう、武器 ?
シュルレアリスムのイメージの世界なんだと思います。
どこかで調べてみたい、でも、このままでも良いかなとも思います。
これは、ウィフレッド・ラム(Wifredo Lam 1902~1982 キューバ)の「アダムとイブ」1969年。
ラムの絵ははじめて見ました。これも、帰ってきて色々見ていたら。生まれがキューバ、父が中国出身で母がアフリカとスペインの血をひいているとのことで、多国籍というかボヘミアンというか、すごく興味ある画家です。画家を目指すようになったのも、寝室で寝ている時に、天井に髑髏を見て、衝撃を受けてというので、なおさらです。アフリカとか、ブードゥー教とか感じます。多分下がイブなんでしょうね。
最後は、イブ・タンギー(Yves TANGUY 1900 ~1955 フランス)の「風のアルファベット」1944年。
他にもタンギーの作品が何点か展示されていて、どれもが生命体なのか、どうも表現できない物体が、海岸、海、砂漠・・・? 、独特の世界の中に描かれているのですが、僕はこの一枚に惹かれてしまいました。もともと、「風」って言葉が好きなのですが、それを抜きにしても、この一枚今日発見して好きになってしまった。PC上では微妙な色合いが分かりませんけれど、バックの多分砂漠で地平線がある景色だと思うのですれけれど、その色がとっても良いのです。
まあ、何かを好きになるのって理屈抜きなんですけど、今日はタンギーに一目ぼれって感じです。
この後、横浜美術館は写真もたくさん集めているようですが、その展示を見ていたら、マン・レイの撮ったタンギーの写真がありました。
どの画家よりもインパクト強い。鼻筋通っていて、ハンサムです。エキセントリックなかんじ…。へぇって、思いました。
空いていたし、ゆっくりと真正面で時間をかけて、絵を鑑賞してくることができました。良い絵がたくさんあったし、新しく気に入った絵も見つけたしで、今日はここに来て正解でした。
今まであまり足を運ばなかったけれど、横浜美術館良いところです。コレクションも揃ってきたみたい。カフェもあるし、今度またゆっくり来よう。 ^^
<2007/11/24 Yokohama Museum Of Art >
なんとなく書いていて、気づくととても長くなってました・・・。 お暇なときに読んでください。 ^^
知的な場所を何気なく訪れる知的な男 ん 何者だ!
モーツアルトと言えばピアノソナタでしょう
私 それしか知りません
by どんぐり (2007-11-25 15:39)
クレー好き^^
テーマが濃いですねぇ@@
by uta (2007-11-25 17:09)
広々とした空間と知的な女性、
それだけで魅力ですね。
by manamana (2007-11-25 17:16)
はい今すごい楽しいです!><
クラス替え嫌だな~…。
横浜美術館、この記事で初めて知りました。
すごく綺麗な所ですね^^
私もいつか行ってみたいと思いました。
by ショウ (2007-11-25 18:32)
モーツアルトは知っているけれど、、
娘は高3までピアノを習っていましたが、環境(住い)も変わり社会人と
なって練習もままならず、調律だけは毎年来ていただいてますが、、。
by puripuri (2007-11-25 22:26)
どんぐりさん、知的なんて感じではないですよ。 ^^;
「秋だから」 = 「絵でも見に行こう」って単純な図式で・・・。
僕も知っているのだけ知ってますので。
by ぼるふがんぐ (2007-11-26 05:40)
utaっち、クレーのも他のも題とか背景とかは帰ってきて調べてから良くは知ったもの。見てる時は、そんなこと考えずにいました。ただ、見てたら惹かれてしまった3枚でした。 ^^
by ぼるふがんぐ (2007-11-26 05:41)
manamanaさん、そうなんです。そういうところにいると思うだけで、芸術の秋に参加しているようで・・・ ^^;
by ぼるふがんぐ (2007-11-26 05:42)
ネアさん、ほんと良いクラスですよね。クラス替えないと良いのにね。
もし、機会があればこのあたり色々とあるし、美味しいものもあるので、是非いらして下さい。 ^^
by ぼるふがんぐ (2007-11-26 05:44)
puripuriさん、MOZARTは昔からずうっと好きなので、しばらく聴かないときが会っても、また思い出したように聴き始めたりしてます。
やっぱり秋はクラシックで、ピアノ曲なんかが良いです。 ^^
by ぼるふがんぐ (2007-11-26 05:46)
横浜美術館は何度か足を運んでます。
広いですよね~~~(^-^)
シュルレアリスムの展覧会をしているとは知りませんでした。
パウル・クレー、好きな画家の一人です。
載せてくれた写真の絵は初めて見ましたが、色がとても綺麗ですね。
by リュカ (2007-11-26 13:09)
ぼるさん、実は私もちょっと前に行きましたよ~
基本的には印象派が好きなんですけど、それでも、本物の絵は
すごいと思います。
マグリット、パウル・クレーはやっぱりいいですよね!
by tomoe (2007-11-26 18:47)
NewYork で MoMA にも行きましたが、凡人の私には何のこっちゃ?さっぱり分かりませんでした。
やっぱり頭が固いのでしょうかね?(;_;)
by アンジェラス (2007-11-26 22:53)
リュカさん、そうなんですか。やっぱりリュカさんは絵がお好きですね。僕よりも横浜美術館お詳しいなぁ、きっと ^^
シュルレアリスム、気になる画家さんがたくさんいるので(画家って人生面白い人多いですよね)、その人の作品も興味津々で…。
クレーってそんなに意識していたわけではないのですが、彼のこの絵を含めて、ほんとにこの3枚は展覧会見ていて、絵の前でピタッと足が止まりました。
運命の出会いーーーっ ^^;
by ぼるふがんぐ (2007-11-27 05:32)
tomoさん、この展覧会もご覧になられているんですね ^^
シュルレアリスムの歴史も良く分かるし、歴史的な位置づけって言うか、意義とかも良く解説されていますよね。お勉強になる展覧会だと思います。それから、常設展の方にマン・レイの写真があって、あれも大変興味深く見てきました。面白かった。 !!
マグリットも惹かれますね ^^
by ぼるふがんぐ (2007-11-27 05:35)
アンジェラスさん、本場のMoMA、ご覧になられているんだ !!良いな。うらやましいです。 僕も絵のことは良く分かりません。見てるのが好きなだけ… ^^;
by ぼるふがんぐ (2007-11-27 05:37)